ハゼの一生
先日、品川ふ頭公園へ、ハゼを釣りに行きました。
しおじ磯にずっといたのですが、
目の前の景色が開けていて気持ちいい場所でした。
屋外でそれほど混んでいないので、コロナ禍でも楽しみやすいし、
目の前をモノレールやボートが通り、
トンボ・カマキリ・バッタ・蝶といった虫もたくさんいるので虫取りもでき、
男の子がいるご家庭にはオススメかも。
釣り初心者としては、最初は2つだけ苦労する点があります:
1) エサになるアオイソメが気持ち悪い: 小さく切って、針に付けるところは慣れるまでに時間がかかりました。イソメも抵抗して、少し噛みついたりしてきます。
2) ウキ玉の位置の調整が必要: ウキの位置がずれると、エサが底に届かずにハゼに気づいてもらえなかったり、逆に長すぎると根掛かりしやすくなってしまいます
ただし、慣れれば、どんどんアタリが来るし釣りやすいです。
隣にいたお父さんは、先週は20匹くらい釣れたといっていました。
必要なものは、
- 3mくらいののべ竿(1,500円)
- ウキ釣りの仕掛け(300円くらい、できれば2-3個くらい買っておくと良いです)
- エサとなるアオイソメ(500円)
- その他(タオル、活かしておく場合はバケツ等)
くらいで、低予算で簡単に釣りに行けるのでオススメです。
釣りをやっていると、「命」を感じます
イソメを針にかける時に抵抗してクネクネもがく様子、
針に掛かったハゼがジタバタと跳ねようとする様子、
そして、魚を絞める時に急に動かなくなる様子。
特に、サビキ釣りで取ったコノシロを神経締めしてもらった時に、
目がグルグル!としたのは、なかなかに印象的でした
日常生活では、デスクワークしながらお給料をいただき、
食事はレストランで食事をしたり、
あるいはスーパーで食材を買って料理したり、なので、
向こうにも「命」があった、という感覚をつい忘れてしまいます。
ただ、動物として自らが生きる事の本質は、
他の動植物の「命」をいただくという事なのだと、改めて思い知らされます。
釣れたハゼは、家に持ち帰り、
天ぷらとして美味しくいただきました。
マハゼはもちろん、ダボハゼも美味しかった。
いくら自分がぼんやりと一日を過ごしていても、
その間も何物かの命を消費しているんだ、
と思うと、少しだけ「頑張らなきゃ」という気が生まれてきます。
釣れない間の時間をボーっとしながらも、
こんな事を考えていました。